先日中古物件のインスペクションに立ち会わさせていただきました。
いわゆる住宅診断という名のものです。
売主側・買主側にともに安心を得るためには良い制度だと思います。
主には木造住宅の検査項目が多くはなってきますが、どのような住宅にも物件見極めの点では有効な手段と言えます。
【将来的なメンテナンス予測ができる】
中古住宅というくらいですから、どこかに修繕箇所はあるものだと思っていただく方がよいと思います。
どのようなモノでも経年劣化はしていくでしょうから、何らかの手を加えて維持していく必要性はあります。
新築の場合は建築側の保証が付いているのでよいですが、中古住宅は保証は切れているケースが大半です。
【既存住宅売買瑕疵保険】
こういった将来のトラブルに向けての保険もございますので、安心のためには加入しておくことも一つの方法となります。
大きな買い物ですので慎重にということも正解ですし、そうこうしているうちに他のお客様が決める!!といった場合もありますので、バランスは難しいところです。
まずはいいなという物件の中での優先順位をしっかりお付けいただき、一番良いなという物件から交渉はスタート。
一般的にはよいなと思う物件を検討しているお客様は、1分の1ではないかと思いますので、
スピードをもってご自身の中で白黒をつけていく必要性があります。
先日からお伝えしていますように、中古住宅や売土地は受注生産ではない一点物ですので、早めに判断することにデメリットはあまりありません。
その上で不安を払拭する方法の一つとしまして、上記の診断・保険などがあります。
何も補修箇所がない住宅はレアですので、何らしかの補修や将来的な補修予測もできるのでいいことだと思います。
新築よりお値打ちな分、補修費用はどうしてもかかってくることはご理解いただかなければいけません。
新築並みに補修がかからないことを期待しているお客様もいらっしゃいましたが、そんなにおいしいお話はありませんので、お間違えの無いようにしてください。
その上で立地なども加味しまして総合判断していただければと思います。
コロナも表面的には収まりつつありますが、またリバウンド可能性もありますので、お気をつけてお過ごしください。
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