『廊下は広い方がいい』
『将来を見据えて入口は広くしたい』
『家電、家具などの買換え時に困らないようにしておきたい』
色々な側面から考えましても、少し広めの方がなんだかよさそうですね。
日本の長さの単位は尺が基本となっています。
メートルは名前の通り海外から入ってきた単位で、1966年の計量法にて完全実施となったようです。
とはいえども、住宅関連はまだまだ尺ベースが大半です。
基本的な部分としましては、廊下などは3尺約91cm、1メートルは100cm。
その差9cmになります。
9cmは名刺やトランプの長辺がそれに値します。意外に大きいですね。
【差は感じる?】
二つを並べてみると、先程のトランプのイメージなので感じると思います。
しかし実際に並べる機会はあまりありません。
本気で住宅検討し始めると、各社さんにて幅に違いがあることに気づきます。
現状ではまだ尺ベースの業者さんが大半です。
【生活に支障は?】
通常の生活への支障はあまりないかと思います。
慣れてしまえばっていうことです。
ご実家などもほぼ尺ベースで作られていると思うので、馴染みのある広さでそれほど違和感は感じないと思います。
それではどのような時に差を感じるのかとなりますと、手摺り設置時や、大きな荷物を持ち運んだりする時には感じることになってきます。
【どちらを選ぶべきか】
これは建てたい業者さんの生産寸法、設計寸法が決まっているので、まずはそこを確認する必要があります。
先程お伝えしましたが、尺単位が大半です。
ですので選んだ業者さんが尺ベースであれば、廊下や階段、出入り口の幅だけ広げてもらう形をご相談することが一番よろしいかと思います。
部屋の寸法はそのままで問題ないかと思います。
将来廊下や入り口幅を大きくする工事はかなり大変そうだなとご想像いただけると思います。
中にはそうすると特注扱いで金額が…となるケースもあるようですので、早い段階で確認しておくことをお勧めします。
【部屋の広さに影響は?】
「部屋の広さに影響がありますので、尺の方が有利ですよ」という話もよく聞きました。
実際に単世帯向けのお宅で、廊下と階段が3尺と1メートルでどれくらい部屋の帖数に影響があるかをザックリ試算してみました。
結果は0.8帖ほどでした。
4LDKだと各部屋0.15帖ほどの差なので、まあほとんど気づかないレベルですね…
【VS構造】
やはり建築業者側からしますと、受注獲得のためにああでもないこうでもないの話が多々でてきます。仕方ないことです。みんな必死です。
ですので、まずはご自身で押さえておくべきポイントを押さえた上で、気に入った業者さんと打ち合わせされることをお勧めいたします。
押さえるべきポイントを押さえないで進んでいきますと、後戻りできない時に気づく場合もありますのでお気をつけください。
何もなく話だけ聞きに行くと訳がわからず、どこも一長一短だねとなり、建ってからこうしておけばよかったと思う点が多く出てくる可能性が大きいです。
どこの業者さんがどうではなく、フラット目線で家づくりポイントお伝えさせていただきますので、ご興味ある方は是非お気軽にお問い合わせください。
Line、インスタ、メール、電話とどこからでもオッケーですので、よろしくお願いいたします。
本日も一日お疲れ様でした。
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