『じいちゃんが昔決めたみたい』
『明らかにこの土留め越境しているね』
『いやいや、こちらはこう聞いている』
などなど、いざ売買や建築を行う際には
よく出てくるお話です。
なんとなくここだろうなと思いながらも、それの根拠となる杭などが何もないなんていうことも多々あります。
【所有者がご存命の間にできるだけ確定を】
ご所有者様(おじいさまやおばあ様、またはご両親様など)がご存命の間に、周辺土地との境界が不明確の場合は確定しておくことをお勧めします。
代が変われば、お互い書面でも交わしていない限りはもめる可能性があります。
土地家屋調査士さんに依頼し、どこか残っているポイントからの復元が一般的になります。
敷地に残っていない場合は、道路面や周辺宅にあるポイントを元に復元も可能です。
昔の測量は今の技術に比べますと・・・ですので、公簿と実測が大きく違う場合も多々ありますので、売却の際は特に注意が必要です。
よく「現況渡し・実測誤差清算なし」などと明記されている場合は、80坪が70坪だったという可能性もゼロではありませんので、買う側からすればデメリットになります。
【杭は残して悔いは残さず】
これは業界では有名な言葉ですね。
次世代のためにもしっかり『杭』は残して、残さずにもめてしまったというような『悔い』は残さないようにしましょうという意味です。
不動産は金額も大きくなりますし、次世代へ残せる資産でもありますので、きっちりとしたバトンタッチができるようにしていただければと思います。
もしご不安点がある場合はご連絡頂戴できれば、土地家屋調査士さんなどのご紹介も可能ですので、お申し付けください。
今日も気温がものすごいことになるみたいですが、水分補給しながらしっかり頑張りましょう!!
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