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執筆者の写真あがたまち不動産株式会社

屋根。

更新日:2021年7月2日


『モダンなフラット屋根がいい』

『切妻屋根で和風に寄せたい』

『片流れ屋根のシルエットが好き』

など、インスタなどでの情報源がかなりありますので、皆様色々なイメージをお持ちかと思います。


特に平屋になりますと、屋根面のシルエットがより強調されやすくなりますので、重要な要素になります。

【種類はある?】

一般住宅には「陶器瓦」「セメント瓦」「スレート瓦」「ガルバニウム鋼板」が主だった種類となります。


まずはメジャーな「陶器瓦」。

日本の気候にもあった粘土素材の瓦です。耐久年数も半永久的と言われていることが多い素材です。(下地のルーフィングのやり替えなどが必要にはなりますので、ルーフィング何層か、耐用年数は何年かの確認は必須事項です)


重量はかなり重い方なので、よく災害で屋根が重いから倒壊したなんて記事がありますが、

実は骨(構造)が弱いから倒壊したが正解ですね。

「重い屋根を搭載する=建物強度をあげる」が必須事項ですので、打合せ途中で陶器瓦を載せたいと伝えてみると、急に見積がグッと上がるケースもありますので、ご注意ください。


次に「セメント瓦」。

特徴は成型に適した素材ですので、屋根面の表情が出しやすいです。

しかしながら今は太陽光搭載率が高い影響でフラット形状が好まれますので、それほど表情がある形はでていません。

材料は不燃材料なので安心感はあります。


15年目安くらいで塗装やり替え必要あります。

(気にしなければやらなくてもよいですが・・・)


こちらも重量はありますので、見積関係は要確認です。


そして「スレート瓦(カラーベスト)」

基本的には薄い屋根板です。世の中には結構でていますので、デザインやカラーバリエーションも比較的豊富にあります。


価格帯も薄くて軽いということもあり、お値打ちな瓦といえます。


塗替えイメージは10年サイクルになってくるといわれております。

イニシャルコスト(当初にかかるコスト)が安価な分、メンテナンスはかかります。

30年スパンで考えると、きちんとメンテナンスを続けていくとすると、トータルは陶器瓦より高くなることは確実かと思われます・・・。


最後に「ガルバニウム鋼板」

簡単に言うとトタン屋根の進化版です。

亜鉛の含有率UPにより、穴が開いたり錆びたりなどが非常にしにくい素材と生まれ変わりました。


陶器瓦の約6分の1という軽量素材ですので、構造計算などは非常にしやすい素材ともいえます。(かといって耐震性が高い建物というわけではありませんが・・・)


デメリットは断熱性の低さですね。

正直2階建ての2階は夏場めちゃくちゃ暑くなります。

屋根裏に断熱材満タンです!!とありましても、陶器瓦などに比べますと熱伝導が全然違ってきますので、ちょっとリスクはありますね。


でもそれを覆すくらいのイニシャルコストの安さが魅力です。


【どれを選ぶ?】

これも資金計画をしっかり組んだ後でのご判断になってきますが、素材だけ言いますと陶器瓦がお勧めにはなります。


でも建物は広くしたい!予算あげたくない!!となりますと、そうもいってられません。


どれかがダメというわけではありませんので、優先順位をつけた中で無理のない資金計画を組み、どの屋根採用にするかをお考えいただければと思います。


素材重視だから建物は小さくしてよい素材選びでいく、面積重視だから素材はそれほどこだわらずに行く、どちらも結果的にご満足につながればよい家づくりです。


ポイント集などもお渡しできますので、ご興味ありましたら一度お問合せください。


【不動産屋は土地探しだけ】と思っていらっしゃるかもしれませんが、そうでない不動産屋もいることはご認識いただき、ご興味お持ちいただければ嬉しい限りです。


今日は曇りマークが続いていますが一日頑張っていきましょう!



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