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執筆者の写真あがたまち不動産株式会社

結露。


昨日お会いしたお客様から

「高気密・高断熱の家がいい」

というご意見をいただきました。


最近の信州の冷え込みを考えますと、

とにかく暖かい家をご希望されて

おりました。


だいぶ以前にも触れた話題ですが、

この時期は特にそういった思いが

強まることは必然です。


隙間なく作ることは、宅内の温度を

保ちやすいことは誰が考えても

わかります。

暖かさを維持できるということです。

素晴らしいことです。



しかしながら、これがどのくらい維持できるかがポイントです。


高性能な車でさえも走行距離を重ねますと、燃費は落ちてきます。

でも、燃費は落ちても車の形が変形していくことはあまり考えにくいです。


でも住宅は経年変化していきます。

特に木造住宅は伸縮を繰り返しますので、高気密高断熱は・・・

むしろそれを前提で建てていますので、結露が起きた場合の対策はとられていません。


ということは、どこに結露がでてくるかということです。

基本は壁の中、それが外壁側にしみてくるイメージです。


やっかいなのは外壁がタイル貼りのお宅などは、しみてきたものが見えません。


結論、壁の中はカビだらけのケースが大半です。

イコール壁・柱・梁強度は含水率が年々高まりますので、極端に落ちていきます。


ここが車と住宅の違いです。


冬場に展示場や見学会などに出かけますと、これでもかというほど暖めております。

しかも外から入ってきますので、体感は数倍増しです。


それだけで「いい家!!」となることが、一番怖いのです。


結露が起きない家は存在しません。

窓周辺も冬場は結露が起きる場合があります。それは拭くしかないです。

ほったらかすとカビとなります。


それが壁の中で起きているということです。

理由は高気密高断熱の過度な追求です。


新築時は良い状態かもしれません。


私の経験上は3年も経つと・・・といった印象です。


さらにはタイル貼りなんてことになりますと、壁の中をチェックすることは不可能に

近いです。


何千万円を「あったかい!」「全室床暖房!!」だけの理由で決定されることは

あまりお勧めできません。


これから先はディープな内容になりますので、ご興味ありましたらご連絡頂戴できれば

忖度なしにお話しさせていただきます。


かなり冷え込みますが、より素敵な一日をお過ごしください。



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