どこの土地にも境界があります。
大きな話ですと各国の境界もあり、それが原因で揉めることも多々あります。
不動産売買においても境界確定は必須です。
きっちりと行うことが売主様から買主様への礼儀とも言えます。
しかしながら古い分譲地などは境界が明確でないことも多く、
確定に対してご近所トラブルになることもあります。
当時の決め事なども覚えている人もいなく、代々伝え聞いているだけの時は
なかなか大変です。
そういった場合は周辺の立会記録などを復元しつつ境界確定していくことになります。
時には敷地面積が広くなったり、逆に狭くなったりもすることもあります。
そういったことをなるべく防ぐように国土調査が実施されていますが、
なかなか全てのお宅を網羅することは実現不可能かとも思います。
その国土調査時にも揉めることも多々あるそうです・・・。
費用がかからずに境界確定できるなんてこれほど助かる話はないのですが・・・。
実際に個人が調査士さんに頼みますと、規模や復元具合などにもよりますが
30万円~50万円ほど費用がかかります・・・。
国土調査が実施されるという案内が入った場合は、喜んでご参加ください。
そして境界が決まると越境している工作物などが出てくる場合も多々あります。
もしそうなった場合は売主様側がなんらかの対処をする必要があります。
中古車を売る時に違法に改造したエンジンなどを搭載したまま販売すると、
売主と買主のどちらが良くないかを考えていただけるとわかりやすいと思います。
違法エンジンを確認しない買主が悪いだろ!にはならないです。
ですので、そういった点もクリアしながら売却することが売主様の責務です。
そこをきちっとした状態で買主様にお渡しすることが不動産業者の
責務でもあります。
個人売買をされる人もいますが、後にトラブルになっているケースも
多々あります。
色々な点に気を付けながら、進んでいただければと思います。
あいにくの天気が続きそうですが、頑張りましょう。
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