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晩夏。

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最近の早朝は夏の終わりを感じる日々です。

気温的にはそうでもないですが、においや肌感が秋へ向かっています。


このままいけば夏は40℃、秋でも30℃前半がスタンダードになってきそうです。


色々な業者さんから『夏枯れ』というワードを頻繁に耳にするようになりました。

これだけ暑いとお客様も動かないということです。


思い返せば去年もそうだったなと思い、今年はきっちりと対策を練らせていただいたので

今のところ夏枯れせずに過ごせております。


ここで手を抜くと秋枯れが来るかもしれませんが・・・。


最近仲介案件でこのようなことがありました。


売却する不動産の境界が明確ではない・・・。


こういったことは多々ありますので、まずは現地状況調査・過去の立会履歴調査・

復元できる基準点の有無確認などを行います。


それで復元できれば良いですが、大半は行政・近隣の方々との立会からの

再境界確定・復元が必須となります。


街中の分譲地で塀に囲まれていたり、道路境界はしっかりしているがお隣さんとの

境界杭がないなどであれば比較的容易に確定・復元できるのですが、

そうでない場合もあります。


こういった場合には売出しと同時進行で境界確定作業を進めることが必須です。

面積が大きく変わったり、隣地の方との立会が不成立になったりすることも

想定されますので、そうなってしまえば売買契約成立はしたが引き渡しができなくなり、

損害賠償事案になることも散見されます。


中には境界不明確のまま売買している物件もありますが、

私は基本的にはそれはしない・受けないようにしています。


理由は簡潔で買主様が困るからです。

もちろん売主側にも大きなリスクはありますが、何も知らない買主様が境界確定と

なりますと隣地の人次第ではいいようにやられてしまう可能性もあるからです。


購入したはいいけど

実際は100坪が70坪しかなかった・・・

ここくらいまでと口頭で言われた場所が隣地の人の土地だった・・・

いざ立ち会うと隣地の人ともめてしまい境界確定できない・・・

などなど実測無・不適合責任免責などの条件を契約書に盛り込まれますと

後々更にお話はややこしくなります。


以上の理由から、誰も得しない事態になりますので契約前の境界確定または立会完了は

相当重要なポイントになります。


これから売却検討される場合は境界杭の有無確認、購入検討の場合は境界確定してもらえる

物件かどうかの確認をしながら進めるようにしてください。


境界確定や測量にはそれなりの費用はかかりますが、万が一何かあった場合を考えますと

リスク回避としてはお値打ちな金額とも言えます。


いざ訴訟などになりますと、軽くそれ以上の費用は必要になりますので・・・。


健全な取引を当たり前にするような意識をもって売買検討するようにしてください。


まだまだ暑いですが、何とか頑張りましょう。










 
 
 

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